通常上映

アジアフォーカス・福岡国際映画祭プレイベント

日本映画名作選

図書館収蔵の日本映画の名作・秀作のアンソロジー


会 期:9月2日(土)~9月23日(土・祝)※休館日・休映日除く
観覧料:500円
(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生)
※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの提示が必要です。)

※「わの会」会員の方は250円。(会員証の提示が必要です。)


人情紙風船

監督:山中貞雄 
出演:河原崎長十郎 山岸しづ江     




9月6日(水)11:00 9月16日(土)14:00
9月22日(金)14:00


1937年/35ミリ/モノクロ/86分/前進座=P.C.L

江戸時代。長屋に暮らす髪結いの新三は内緒で賭場を開いていた。新三の隣には浪人・海野又十郎の夫婦が暮らしていた。又十郎はなかなか士官できなかった。一方新三は賭場がばれて源七一家に痛めつけられる。29歳で戦場死した山中貞雄監督の遺作。全体に厭世的な作品だが、しっとりとした情感は素晴らしい。

五人の斥候兵 

監督:田坂具隆 
出演:小杉勇 見明凡太郎     




9月7日(木)11:00 9月16日(土)11:00


1938年/16ミリ/モノクロ/70分/日活

北支那戦線。岡田中尉を隊長とする部隊に本隊から前方敵陣の偵察命令が下る。岡田隊長は藤本軍曹など5人を斥候として派遣する。しかし5人の斥候兵は敵に発見され離れ離れとなる。日中戦争の始まりにより製作された作品だが、5人の兵士が本隊に戻るまでをドキュメンタリーのように描き高く評価された。
※作品が古いため映像・音声の状態が良くありません。

昨日消えた男

監督:マキノ正博 
出演:長谷川一夫 山田五十鈴     




9月3日(日)14:00 9月14日(木)11:00


1941年/35ミリ/モノクロ/89分/東宝 

大家の勘兵衛は強欲な男で長屋の住人篠崎源左衛門に対し、借金のカタに娘・お京を差し出すように迫る。その夜勘兵衛の死体が発見される。目明しの八五郎が捜査を進めるが、犯人が分からない。ダシール・ハメットの「影なき男」を下敷きにした「遠山の金さん」もの。マキノ監督のスピードとサスペンスあふれる演出が見事な娯楽作品。

また逢う日まで

監督:今井正 
出演:岡田英次 久我美子     




9月3日(日)11:00  9月13日(水)11:00


1950年/35ミリ/モノクロ/111分/東宝

昭和20年。空襲の日、三郎は美しい女性の蛍子と出会う。二人は惹かれ合い、清い交際を続ける。しかし戦争は日増しに激しくなり、三郎にも召集令状が届く。ロマン・ロランの小説が下敷きの作品。巨匠今井正監督による戦時下を舞台としたメロドラマの秀作だが、中でも「ガラス越しのキスシーン」は特に有名である。

日蓮と蒙古大襲来 

監督:渡辺邦男 
出演:長谷川一夫 市川雷蔵   




9月9日(土)14:00  9月13日(水)14:00 
9月18日(月・祝)14:00


1958年/35ミリ/カラー/137分/大映

清澄寺の蓮長は念仏を捨て法華経を唱えるように主張し寺を追われる。その後蓮長は日蓮と改名し鎌倉に居を構えた後、辻説法をしながら民衆の心をつかんでいく。そして蒙古軍が博多に襲来、日蓮も九州に向かう。大映のオールスターによる歴史大作で、史実から飛躍して自由に製作された映画。長谷川一夫が日蓮を演じる。

しろばんば 

監督:滝沢英輔 
出演:島村徹 北林谷栄     




9月8日(金)11:00  9月23日(土・祝)11:00


1962年/35ミリ/モノクロ/101分/日活

大正時代の伊豆。小学生の洪作は父母と離れて、血のつながらない曾祖父の妾だったおばあちゃんと暮らしていた。ある日女学校を卒業した叔母のさき子が伊豆に帰り、洪作の小学校の先生となる。原作は井上靖の自伝的な小説。脚本は木下恵介で、旧家のプライドや大人たちの愛憎、多感な少年の心の変化などが美しい映像で描かれる。

無法松の一生

監督:三隅研次 
出演:勝新太郎 有馬稲子     




9月2日(土)11:00  9月9日(土)11:00  9月22日(金)11:00


1965年/35ミリ/カラー/96分/大映

明治30年の小倉。富島松五郎は「無法松」と呼ばれる暴れん坊の車引きだった。ある日松五郎は吉岡陸軍大尉の一人息子敏雄を助け、吉岡家に出入りするようになる。そして吉岡大尉が急死した後、敏雄を強い男に育てようとする。これまで阪東妻三郎、三船敏郎、三國連太郎によって演じられた「富島松五郎伝」の4度目の映画化作品で、勝新太郎が松五郎を演じる。

神々の深き欲望

監督:今村昌平 
出演:三國連太郎 河原崎長一郎    




9月2日(土)14:00  9月14日(木)14:00


1968年/35ミリ/カラー/174分/今村プロダクション

クラゲ島という南洋の島。島ではノロという巫女を中心とした土着の宗教が信じられていた。しかし区長は東京の資本と手を結び、田をサトウキビの畑に変えていく。今村昌平監督のオリジナル脚本による物語。クラゲ島は架空の島だが沖縄や奄美地方の風俗が参考にされている。日本人とは何か、近代化による社会の変質など今村監督らしい問題意識が織り込まれた代表作の1本。

事件 

監督:野村芳太郎 
出演:永島敏行 松坂慶子     




9月6日(水)14:00  9月10日(日)14:00
9月15日(金)14:00


1978年/35ミリ/カラー/138分/松竹

スナックを経営する板井ハツ子の刺殺死体が発見される。やがて19歳の上田宏が犯人として逮捕される。宏はハツ子の妹のヨシ子と同棲しており、ヨシ子は妊娠していた。大岡昇平のベストセラー小説の映画化。ラストに事件の全体像が明らかになる緻密な構成が見事で、日本アカデミー賞など数々の賞を受賞したサスペンス映画の傑作。

さらば愛しき大地

監督:柳町光男 
出演:根津甚八 秋吉久美子    




9月10日(日)11:00  9月21日(木)14:00


1982年/35ミリ/カラー/134分/プロダクション群狼=アトリエダンカン

茨城県鹿島。ダンプの運転手の山沢幸雄は二人の子供を死なせて以来酒を飲んでは荒れる生活となる。幸雄は弟の明彦の恋人だった順子と出会い一緒に暮らすようになる。しかし粗暴な幸雄の仕事は次第に減っていく。脚本は監督のオリジナルで実際に起きた殺人事件を元にしている。近代化する社会の中で荒廃する人間関係を描いた秀作。

裸足のピクニック 

監督:矢口史靖 
出演:芹川砂織 浅野あかね     




9月7日(木)14:00  9月17日(日)11:00


1992年/16ミリ/カラー/92分/ぴあ=ポニー・キャニオン

高校3年生の鈴木純子は、他人の定期で電車に乗り車掌に見つかる。学校にも通報され家に帰れなくなった純子は田舎の祖母の家に向かう。そこから彼女は次々と不幸に見舞われていく。純子に襲いかかる不条理な出来事に、友人や家族まで巻き込まれるブラックな味わいのコメディー。

三文役者 

監督:新藤兼人 
出演:竹中直人 荻野目慶子     




9月15日(金)11:00  9月17日(日)14:00
9月21日(木)11:00


2000年/35ミリ/カラー/126分/近代映画協会/英語字幕付き

俳優の殿山泰司は1915年、銀座のおでん屋の長男として生まれる。36歳の時キミエと恋人同士になるが、その時には内縁の妻アサ子がいた。殿山はアサ子と別れようとするが、逆に婚姻届を出されてしまう。対抗するキミエは彼女の兄の子を殿山の養子とする。一方俳優としては「裸の島」などの作品で評価は高まっていく。  
名バイプレイヤーとして知られる殿山泰司は1989年に亡くなった。本作は新藤兼人監督が、彼の作品に欠かせない存在だった殿山泰司の半生を描いたもので、近代映画協会創立50周年記念として製作されている。映画には今村昌平監督らのメッセージや、「裸の島」のメイキング映像なども含まれている。酒とジャズとミステリーを愛し、自らを三文役者と呼んだ殿山泰司の愛すべき人生がコミカルに描かれる。

歓待

監督:深田晃司 
出演:山内健司 杉野希妃     




9月8日(金)14:00 9月18日(月・祝)11:00
9月23日(土・祝)14:00


2010年/デジタル/カラー/96分/和エンタテインメント/英語字幕付き

小林家は下町で印刷業を営んでいた。ある日加川という男が働き始めるが、当初頼りになる男だった加川は様々な外国人を小林家に連れてくる。監督は本作を「他者の存在によって自らを見直し変化を余儀なくされる人々の物語」と語る。平凡な日常が突然不条理な世界へと変わっていく物語。

上映スケジュール

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