通常上映

インド映画特集

図書館収蔵のインド映画の上映


会 期:8月1日(土)~9月8日(火)※休館日・休映日除く
観覧料:500円
(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生)
※1日1回上映。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの提示が必要です。)

※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の提示が必要です。)


☆インドの子ども映画特集☆

インドの子ども映画
映画製作が盛んなインドでは、子どもの教育用の映画も沢山製作されています。アジアフォーカス・福岡国際映画祭では数多くのインド映画を上映していますが、その中には子どもを主人公にした秀作が多く含まれています。今回上映する「ぼくの家出」「河は流れる」「青いマンゴー」「少年とハーモニカ」はいずれもアジアフォーカス・福岡国際映画祭で日本初公開されたものです。
ただし子どもを描いているとはいえ、親子で見ることを考えていることも特徴です。「ぼくの家出」は親の子どもに対する過度な期待を、「河は流れる」「青いマンゴー」では親を亡くした子どもの境遇など、背景にはインドの課題と親子関係の在り方が問われています。「少年とハーモニカ」のA.K.ビール監督は「子どもが真の自己を見出すのは、何の強制もなしに自由に世界とかかわっていけたとき」と語ります。子どもの自由で自発的な意思の表示を大人は許し、理解できるのかが問われます。
映画の物語はどれも難しくありません。でもそこに描かれたことは大人にとって常に考えさせられることではないでしようか。


ぼくの家出 Shelter

監督:シヴァン 出演:タルン・クマール パールヴァティ     




8月7日(金)14:00
8月8日(土)14:00

1991年/35ミリ/カラー/93分/インド/日本語・英語字幕付き

ヴィヌは8歳の少年。両親は教育熱心で、いつもプレッシャーを感じるヴィヌは学校に行きたくなかった。ある日我慢できなくなったヴィヌは家出して、田舎の祖父の家を目指す。インド南部のケーララ州は教育水準が高く、日本と同じような教育に熱心な親は珍しくない。過度な教育熱で忘れられていることをやさしく描いた映画である。

河は流れる And the River Flows

監督:ジャヌ・バルア 出演:ビシュヌ・カルゴリア ガルギ     




8月1日(土)14:00
8月2日(日)14:00

1999年/35ミリ/カラー/88分/インド/日本語・英語字幕付き

インド、アッサム地方。両親を亡くした少女ポキは老婦人のアイタに引き取られる。アイタの夫のコカは高利貸であり村のみんなに嫌われていた。またコカはポキを邪魔もの扱いする。アッサム地方の生活様式がうかがえる貴重な映画。信じあうこと、許しあうことの大切さが描かれており、本作は大人のための童話であると言える。

青いマンゴー The Raw Mango

監督:アモール・パーレーカル 出演:シルパー・ナヴァルカル ヨーギター・デーシュムク   




8月5日(水)14:00
8月6日(木)14:00

1999年/35ミリ/カラー/97分/インド/日本語・英語字幕付き

両親を亡くした少女が叔母のターニーの元に預けられる。ターニーは優しいおばさんだが、夫のバウラオは粗暴な男で、愛人を囲っていた。少女は学校に通い次第に友達もできるのだが…。映画は少女の視点で描かれるため大人の事情の大半は描かれない。そのためこの映画は少女の楽しい記憶の中の物語が全面に出ている。シンプルな内容だが、美しい詩情をたたえた傑作である。

少年とハーモニカ Mouth Organ

監督:A. K. ビール 出演:ヤークプ・シェーク ラーム・アワナー     




8月9日(日)14:00
8月10日(月・祝)14:00

2002年/35ミリ/カラー/80分/インド/日本語・英語字幕付き


シーブーは11歳の少年。あまり勉強しないシーブーに手をやいた母親は、彼を叔父に預ける。叔父は靴の修理をしており、叔父は仕事の手伝いをさせながら勉強させるのだった。シーブーは腕白で勉強嫌いだが、自分で考え物事を解決する能力がある。そして他人を思いやることができる。勉強だけでなく子どもに必要なものを描いた子ども映画の秀作である。

占拠 The Occupation

監督:ゴータム・ゴース 出演:モモタ・ションコル ラビン・シェン・グプト   




8月14日(金)14:00
8月16日(日)14:00

1981年/35ミリ/カラー/73分/インド/日本語字幕付き

ベンガル地方。部族民カクラマのリーダー、ボゴンバルは友人の娘アンディの裁判に証人として出廷する。しかしボゴンバルは買収され虚偽の証言をしてしまう。西ベンガル州政府の出資により製作された作品。カースト制度や古い地主制度を告発して、啓蒙を目的としている。映画に登場するカクラマは南インド出身の先住民で、彼らに対する差別が描かれている。本作はインド映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど高く評価された。

誓いの炎 With Fire As Witness

監督:シャーマプラサード 出演:ラジット・カプール ショーバナ




8月21日(金)14:00
8月26日(水)14:00

1998年/35ミリ/カラー/111分/インド/日本語・英語字幕付き
 

タンガムは母親のカーストが低いため親族から差別されていた。彼女の従兄ウンニの妻・デーヴァキは進歩的な思想の持主で、デーヴァキに影響されたタンガムは学問の道を志す。1930年代のインドが舞台。「誓いの炎」とは結婚の儀式に使われる炎のこと。自由を求める2人の女性を主人公とした物語で、家族と個人など様々な要素が盛り込まれ、複雑な味わいを残す感動作である。

テロリスト The Terrorist

監督:サントーシュ・シヴァン 出演:アイェーシャ・ダルカール パラメーシュワラン   




8月20日(木)14:00
8月23日(日)14:00

1998年/35ミリ/カラー/100分/インド/日本語・英語字幕付き

19歳の少女マッリは反政府組織の一員。家族はみな組織の一員であり、マッリは子どもの頃から訓練を受けていた。ある日マッリは爆弾を抱えて政府要人を爆殺する任務を与えられる。町のある家庭に入りターゲットを待つマッリだが、それは彼女が初めて経験する普通の生活だった。
この映画は1991年に爆弾テロで殺害されたラジブ・ガンジー元首相の実話をヒントにしている。本作は世界中で起きるテロ活動へのメッセージと言える。しかし単なる社会派の映画ではなく、ひときわ印象的なマッリの顔、雨、川といった水のイメージなど映像美と緊迫感にあふれている。監督はマニラトナム監督の「ロージャー」などでカメラマンをしており、本作が初監督である。

飛びたち The Flight

監督:ハントーナ・ボルドロイ 出演:トゥリシャ・サイキア トム・アルター    




8月19日(水)14:00
8月22日(土)14:00

1996年/35ミリ/カラー/98分/インド/日本語・英語字幕付き

1940年代、インドのアッサム地方。ギリバラは家長の妻になる。家には二人の未亡人がいた。ある日アメリカ人の学者マークが村に古文書の研究にやってくる。かつてインドでは未亡人は再婚が許されなかった。本作は世代の違う未亡人たちの生き方に焦点をあてる。監督は古典的な価値観を一概には否定せず、ギリバラの自由を求める姿を短いセリフの中に繊細に描いていく。

悲哀 Pathos

監督:ジャヤラージ 出演:ヴァーヴァッチャン エンリヤンマ     




8月25日(火)14:00
8月27日(木)14:00

1999年/35ミリ/カラー/76分/インド/日本語・英語字幕付き

チャーコーチャンとチェーチャンマはゴム園を持つ老夫婦。息子のソニーはアメリカで仕事をしていた。ある日ソニーは勝手に両親の家を売り、二人に老人ホームに入るように伝える。子どもが海外や都会に出て田舎に帰らず、年老いた親だけが残される悲劇を描いているが、監督は数多くの事例に取材しており決して誇張ではない。意図的に暗い画面で作られておりインド映画祭で作品賞を受賞している。

シャドー・キル Shadow Kill

監督:アドゥール・ゴーパーラクリシュナン 出演:オドゥヴィル・ウンニクリシュナン スクマーリ    




9月6日(日)14:00 (9月6日は上映中止です)
9月8日(火)14:00

2002年/35ミリ/カラー/90分/インド/日本語・英語字幕付き

1940年代のインド南部。死刑執行人のカーリヤッパンは、最後に処刑した者が実は無罪だったのではという疑問を持っていた。罪の意識を感じていた時、王様から死刑執行の命令がくる。この当時死刑執行人は王様から身分を保証され、税金などが免除されていた。死をもたらし、同時に神に近い存在とされたのだ。神聖な存在とされた死刑執行人の苦悩を描いた作品。


へだたり At a Distanse

監督:シャーマプラサード 出演:プイトヴィラージ ギートゥ・モハンダース     




9月2日(水)14:00
9月4日(金)14:00

2004年/35ミリ/カラー/92分/インド/日本語・英語字幕付き

作家のニールは妹のローズの物語を書くために過去を回想する。母親は裕福な家庭に育ち子供に西洋風の教育を施す。しかし妹のローズは足に障がいがあり家に閉じこもりがちだった。アメリカの劇作家テネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」を翻案した映画。舞台は70年代のインド・ケーララ州の港町。出口のない現実のなかで崩壊する家族の物語が繊細な映像で描かれる。

マナサロワールの愛 Manasarovar

監督:アヌープ・クリアン 出演:アトゥール・クルカルニー ネーハー・ドゥベイ     




9月3日(木)14:00
9月5日(土)14:00

2004年/35ミリ/カラー/94分/インド/日本語・英語字幕付き

経営コンサルタントのジョージは、出版社の会社再建プラン作成を依頼される。人員削減を提案するジョージに、女性副社長のマラティーは反対する。「マナサロワール」とは、チベット・カイラス山の麓にある湖の名前で、ヒンドゥー教徒にとっては神聖な場所。監督はアメリカでコンピューターを学んでおり、本作が初監督。低予算の作品だが高く評価された。


ヴァナジャ Vanaja

監督:ラージネーシュ・ドーマラパッリ 出演:ラーマチャンドライア・マッリカンティ ママタ・ブーキヤ   




8月28日(金)14:00
8月29日(土)14:00

2006年/35ミリ/カラー/111分/インド=アメリカ/日本語・英語字幕付き

南インドの村。漁師の娘・ヴァナジャはダンスが好きで、有名なダンサーだった地主の家で働く。聡明なヴァナジャはめきめきと上達していく。しかしある日外国から帰国した地主の息子に襲われてしまう。アメリカ・コロンビア大学に留学した監督が卒業制作として完成させた映画。ヴァナジャ役のママタ・ブーキヤは現地のオーディションで選ばれた15歳の少女。ダンスはクチプティ舞踊というインド古典舞踊。


妻は、はるか日本に The Japanese Wife

監督:アパルナ・セン 出演:ラーフル・ボース 高久ちぐさ   




8月13日(木)14:00
8月15日(土)14:00

2010年/35ミリ/カラー/105分/インド/日本語・英語字幕付き

ベンガル地方にすむスネホモイは大学生の時、19歳の日本人女性・ミヤゲとペンフレンドになる。二人とも内向的な性格で気が合った。大学を卒業して先生になったスネホモイに結婚の話が来たことを知ったミヤゲは、スネホモイに求婚する。イギリス在住の作家クナル・バスの原作の映画化。水彩画を思わせる映像。夢を見るように純粋でプラトニックなラブストーリーである。
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