通常上映

香港映画特集

図書館収蔵の香港映画の特集


会期:1月5日(水)〜1月23日(日)※休館日・休映日除く
観覧料:500円(大人)400円(大学生・高校生)300円(中学生・小学生)  

※各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの原本の提示が必要です。)
※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の原本の提示が必要です。)


同命鴛鴦 Eternal Love




1月7日(金)11:00
1月15日(土)11:00

監督:チュー・シーリン 出演:フー・チー シア・モン
1960年/35ミリ/カラー/93分/香港/日本語字幕付き

シ・イーションは科挙の試験を首席で合格し、故郷で名家の娘と結婚する。イーションの母親は父親が亡き後貞節を守って子育てをしたことで表彰されるのだが、実は叔父と関係をもっていた。チュー・シーリン監督は戦後の香港映画の基礎を作った巨匠。本作は福建省の古典歌劇を脚色したもので、チュー・シーリン監督の代表作。主演女優のシア・モンは「神様の傑作」と言われた美人女優である。

梁山伯と祝英台 The Love Eterne




1月5日(水)14:00
1月10日(月・祝)14:00

監督:リー・ハンシャン 出演:リン・ポー ロー・ティー
1963年/35ミリ/カラー/126分/香港/日本語字幕付き

東晋の時代。良家の娘・祝英台は大学に行くために男装する。彼女は梁山伯と出会いともに勉学に励むのだが、祝英台は次第に梁山伯に恋心を抱いていく。そんな時梁山伯に縁談が持ち上がる。『梁山伯と祝英台』は京劇の定番演目で何度も映画化されている。主演は二人とも女性。「黄梅調」といわれた歌謡古典劇の中でも本作は名作であり、当時大ヒットを記録している。

大酔侠 Come Drink With Me




1月10日(月・祝)11:00
1月21日(金)11:00

監督:キン・フー 出演:ユエ・ホア チェン・ペイペイ    
1966年/35ミリ/カラー/94分/香港/日本語字幕付き

明の時代。総督の息子が盗賊団に捕らえられ、盗賊団は首領の釈放を要求する。そこでゴールデンスワローと呼ばれる美女剣士が派遣され、盗賊団との交渉にあたる。交渉が決裂した時、彼女は一人の男に助けられる。カンフーと剣劇をミックスした「武侠映画」の巨匠キン・フー監督の代表作。日本映画の『座頭市物語』(62年)に影響を受けたと言われており、独創的な殺陣と、主役であるチェン・ペイペイの凛とした美しさに目を奪われる。

香港ノクターン Hong Kong Nocturne




1月15日(土)14:00
1月19日(水)14:00

監督:井上梅次 出演:チェン・ペイペイ リリー・ホー
1967年/35ミリ/カラー/123分/香港/日本語字幕付き


香港のナイトクラブに評判の三姉妹がいた。父親は彼女たちを自分の手品のアシスタントとしか扱わない。しかし彼女たちにはそれぞれの夢があり、次第に父親の横暴に耐えられなくなっていく。日活の井上梅次監督が香港に招かれて作った作品。カメラマンは西本正、作曲は服部良一で、見事なミュージカル映画である。豪華絢爛なセットも見事で、本作はアジア全域でヒットする。

最後のブルース・リー ドラゴンへの道 The Way of the Dragon




1月8日(土)14:00
1月13日(木)14:00

監督:ブルース・リー 出演:ブルース・リー ノラ・ミャオ  
1972年/35ミリ/カラー/99分/香港/日本語字幕付き

タンロンは香港からローマにやって来る。中華料理店を営む女性チェンの叔父に頼まれて来たのだが、店はマフィアに買収を迫られていた。タンロンはカンフーでチンピラを追い出し、店の従業員にもカンフーを指導する。本作はブルース・リーが製作・監督・脚本・主演をこなしている唯一の作品。撮影はローマであり、香港映画としては初めてアジア以外の国でロケした映画となった。ブルース・リーのカンフーアクションの醍醐味が味わえる。


廣島廿八 Hiroshima 28





1月14日(金)11:00
1月22日(土)11:00

監督:ルン・コン 出演:ジョセフィン・シャオ チャールズ・チン
1974年/35ミリ/カラー/99分/香港/日本語・英語字幕付き

1973年の広島。今井芳子には真宗という婚約者がいた。芳子の父親・栄作は被爆者であることを隠していたが、真宗の父親に真実を告白する。被爆2世であることを知った芳子の妹の京子は取り乱し、芳子の父親は栄作ではないことをばらしてしまう。日本で撮影された香港映画。反核・反戦をテーマとしている珍しい香港映画であるため、当時は理解されなかったが、90年代に入って再評価された。


空山霊雨 Raining in the Mountain




1月20日(木)14:00
1月23日(日)11:00

監督:キン・フー 出演:シー・フン スン・ユエ 
1979年/35ミリ/カラー/91分/香港/日本語字幕付き

明の時代。広大な三宝寺の住職は引退間近で後継者を選ぶ必要があった。後継者を選ぶため大地主のウェン、ワン将軍、高僧のウーワイ法師が呼ばれる。しかしウェンとワン将軍は、寺に伝わる三蔵法師の巻物を狙っていたのだった。香港武侠映画の巨匠キン・フーの円熟期の傑作。2005年の香港フィルムアワードで中国映画ベスト100に選出された。キン・フー映画の永遠のヒロイン、シー・フンの颯爽とした姿が美しい。
※本作はオリジナルから20分短い短縮版です。

シークレット The Secret




1月7日(金)14:00
1月9日(日)11:00

監督:アン・ホイ 出演:シルビア・チャン テレサ・チウ
1979年/35ミリ/カラー/89分/香港/日本語字幕付き

婚約中のカップルの死体が森で発見される。以来死んだ女性の幽霊が出るという噂が流れ、死んだ女性の祖母の家にも幽霊が現れる。死んだ女性の隣人だった女性が、事件の真相に迫ろうとする。香港を代表する女性監督アン・ホイのデビュー作。ニコラス・ローグ監督の『赤い影』(73年)をモデルとした心理的なホラー映画。

父子情 Father and Son




1月8日(土)11:00
1月14日(金)14:00

監督:アレン・フォン 出演:シー・ライ リー・ユイティエン
1981年/35ミリ/カラー/97分/香港/日本語字幕付き

サンフランシスコの大学を卒業したロー・セーカイは、香港に住む父親に卒業証書を郵送するが、父親は急死してしまう。映画は主人公ロー・セーカイが、問題ばかり起こしていた少年時代から、アメリカに旅立つまでの回想を描く。香港ニューウェーブの代表的監督アレン・フォンの監督デビュー作。60年代香港へのノスタルジーが強く反映している、父と息子の葛藤のドラマ。

霊幻師弟 人嚇人 The Dead and the Deadly




1月16日(日)11:00
1月21日(金)14:00

監督:ウー・マー 出演:サモ・ハン・キンポー ウー・マー
1983年/35ミリ/カラー/99分/香港/日本語字幕付き

ルーチョは死んだ真似をして、家の財産を横取りしようとするが、仲間に裏切られて本当に殺されてしまう。ルーチョは兄弟分のチューの元に幽霊となって現れ、チューの肉体を使って復讐をしようとする。香港の有名なホラー映画『霊幻道士』(85年)の原型ともいえる作品で、香港映画の隠れた傑作である。香港映画界の重鎮サモ・ハン・キンポーのカンフーアクションも見もの。

九龍の獅子 Long Arm of the Law



1月16日(日)14:00
1月22日(土)14:00

監督:ジョニー・マック 出演:リン・ウェイ ホワン・チエン
1984年/35ミリ/カラー/105分/香港/日本語字幕付き

タイトンは中国から香港に密入国し、強盗・殺人で指名手配される。彼は中国に帰ると仲間と強盗を計画する。仲間の4人が香港に密入国し、宝石店を襲う計画を立てる。ところが街で警官の検問を受け発砲してしまう。ほとぼりが冷める間身を隠すタイトンたちだが、街のボスにそそのかされて仲間が警官殺しをしてしまう。
本作は実際に広東省から香港に密入国したビックサークル団というギャング達をモデルとしている。彼らにインタビューして作られているため映画はリアリティにあふれる。ラストの九龍城での銃撃戦は壮絶の一言であり、まさに香港版の『俺たちに明日はない』(67年)である。

北京オペラブルース Peking Opera Blues




1月6日(木)14:00
1月9日(日)14:00

監督:ツイ・ハーク 出演:ブリジット・リン サリー・イップ
1986年/35ミリ/カラー/105分/香港/日本語字幕付き

袁世凱に仕える将軍の娘シャオワンは、民主的な政府の設立を目指すゲリラ組織に属しており、父親が外国から不正な融資を受けた書類を盗もうとする。彼女は、京劇の舞台に立つことを夢見るパナオと、旅芸人のシャオホンと偶然出会い、三人は友情で結ばれていく。80年代香港を代表するヒットメーカー、ツイ・ハークの代表作の1本。香港映画らしいエンターテインメントの世界が堪能できる。


プロジェクトA2 Project A2




1月20日(木)11:00
1月23日(日)14:00

監督:ジャッキー・チェン 出演:ジャッキー・チェン ラム・ウェイ
1987年/35ミリ/カラー/106分/香港/日本語字幕付き

清朝末期。警察官のロンは海賊退治の功績で警察署長に任命される。前任の署長は街のボスと癒着しており、次々と犯罪を検挙するロンが気に食わない。また中国で革命を目指す勢力が武器の調達のため潜んでおり、清朝の密偵も香港にやって来ていた。ジャッキー・チェンのデビュー10周年記念で作られ大ヒットした『プロジェクトA』(83年)の続編。ジャッキー・チェンが本格的に政治的なテーマを扱った最初の作品。

~カメラマン 西本正~

1921年福岡県筑紫野市生まれ。幼少時に家族と共に満州に移住。41年満州映画協会に入社し、養成所第一期生として撮影部で働く。終戦後の46年に福岡に引き揚げ、47年に新東宝の撮影課に入社。カメラマンとしての最初の作品は田口哲監督の『鉄血の魂』(56年)。カメラを担当した著名な作品として中川信夫監督の『東海道四谷怪談』(59年)などがある。
59年香港のショウ・ブラザーズに招かれ、以後香港に定住し『梁山伯と祝英台』(63年)『大酔侠』(66年)などの香港映画の傑作を担当。また日本から香港に招かれた中原康、井上梅次等の監督たちともコンビを組み、多くの作品を担当した。香港時代の名前は賀蘭山(ホー・ランシャン)。70年にショウ・ブラザーズを退社し、映画やTVの香港ロケをコーディネイトする会社「東港公司」を設立する。またブルース・リーのたっての願いで『ドラゴンへの道』(72年)で撮影を担当。以後『死亡遊戯』(72年)の撮影も担当するなど、ブルース・リーとの交友は彼が死ぬまで続いた。

 

 

76年に「香港電影特技公司」を設立。77年香港映画の技術向上に貢献した功績により、第10回増谷賞(日本映画テレビ技術協会主催)を受賞。96年、香港の中国返還を機に日本に帰国。97年に心不全のため死去。香港映画の巨匠キン・フー監督と同年の死去だった。
西本正は「香港カラー映画の父」と称され、リー・ハンシャン、キン・フー、ブルース・リー等の香港の映画人に絶大な信頼を寄せられていた。多くの日本映画や香港映画の傑作の撮影を担当しただけでなく、日本と香港の交流の中心的役割を担っていた映画人だった。

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