Asian Film Joint 2022 について

Asian Film Jointは昨年春、アジアフォーカス・福岡国際映画祭の終了を受け活動を開始したプロジェクトです。映画祭が30年間にわたって育んだ「アジア映画人たちとのネットワーク」と「フィルムアーカイヴに所蔵されたアジアの名作映画」を今後もこの街の映画資産としていけるよう、それらを積極的に織り込んだ映画の上映企画やフォーラムを実施します。昨年11月には第1回目として「アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督特集|〈わたし〉の歴史学」を開催。地元観客だけでなく国内外の映画人たちから、福岡にアジアとの映画の現場が続いていくことへの喜びの声が集まりました。
今年、第2回目となるAsian Film Jointのテーマは「場に宿るもの」です。昨年に続きこの街に映画の〈現場〉を続けることへの決意表明であると同時に、映画を通して観客の皆さんに提起したいものはそれに限りません。大型の都市開発が進行する現在の福岡で、自分たちの〈都市〉や〈居場所〉、個人的で大切な〈風景〉とはどのようなものであったか。個人や社会の拠りどころであるはずの〈歴史〉や〈記憶〉が呆気なく忘れ去られ/塗り替えられていく今、私たちは今後それらとどんな関係を結んでいくのか。急変する近年の映画状況のなかで、地方の〈映画祭〉や〈映画館〉で育まれた時間、映画を未来へ保存する〈フィルムアーカイヴ〉による営みにはそれぞれどのような意志が宿るのか。ぜひ、映画を通して皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
また、「アジア・シネマ・アンソロジー」のなかではAsian Film Jointに参加する映画人たちとともに、アーカイヴ所蔵作品から推薦作を上映する企画を行います。映画は光の当て方次第で何度でも発見され続けるものであることを、観客の皆さんと一緒に実感できる機会になればと願っています。

三好 剛平(Asian Film Joint/三声舎)

プログラムの詳細はこちら Asian Film Joint へ


「世界視聴覚遺産の日」記念イベント 

ユネスコが制定する「世界視聴覚遺産の日(10/27)」を記念して、同週土曜日にはフィルムアーカイヴがテーマの作品上映&トーク、施設の見学ツアーを実施します。

日時:10月29日(土)

時間:11:00〜 福岡市フィルムアーカイヴ施設見学ツアー(限定先着30名/要申込み※)
15:00〜 「アーカイブ・タイム」上映 
*上映終了後、「国家電影及視聴文化中心」ご担当者とのオンライントーク(予定) 
18:00〜 「空山霊雨〈デジタル修復版〉」上映 
※11:00〜の施設見学ツアーにご参加希望の方は、お名前・お電話番号・メールアドレス・参加人数をご記載のうえ以下までお申し込みください。予定人数に到達次第、受付は終了します。

申込先:Asian Film Joint2022(担当:三好)info@asianfilmjoint.com