通常上映

アジア映画を観る 〜追悼 佐藤忠男〜

第1回アジアフォーカス・福岡映画祭(1991年)から総合図書館収蔵作品を上映

会期:11月16日(水)~26日(土) ※休館日・休映日除く
観覧料:500円(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生)
※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの原本の提示が必要です。)
※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の原本の提示が必要です。)


魔法使いのおじいさん The Bogey-Man
監督:G・アラヴィンダン 出演:ラームンニ/アショーカン





11月16日(水)11:00
11月19日(土)14:00

1979年/35ミリ/カラー/89分/インド/日本語字幕付き

田舎の村にお面を売って歩くおじいさんがやってくる。おじいさんは魔法使いと言われているが、子どもたちは気にせずおじいさんと一緒に遊ぶ。そしてお別れの日、おじいさんは子どもたちをしばらく動物に変身させ、もとに戻してあげた。ところが一人だけ犬に変身した子どもが、おじいさんから離れたために魔法がとけなかった。そしておじいさんは気づかずに村から去ってしまう。この映画の出演者は主役のおじいさんを演じるラームンニがプロの舞踊家である以外はすべて素人である。登場する子どもたちも村の子どもたちが出演しており、自然で楽しい演技を披露してくれる。一種のおとぎ話のような物語で、見る者を美しい世界へと誘うアラヴィンダン監督の代表作で、アジア映画の傑作の一本である。

囚われの美女ロロ・ムンドゥット  Roro Mendut
監督:アミ・プリヨノ 出演:メリアム・ベリナ/W.D.モフタル




11月17日(木)11:00
11月25日(金)14:00

1982年/35ミリ/カラー/107分/インドネシア/日本語字幕付き

17世紀ジャワのイスラム教国マタラムは小国パティの反乱を鎮圧。多くの戦利品の中にパティ王の側室ロロ・ムンドゥットがいた。反乱を鎮圧した将軍はロロを側室にしようとするが、彼女は頑なに拒否するのだった。ロロの純愛物語はジャワでは有名な伝説。監督はこれを最後まで権力に抵抗した恋人の物語として再現。見事な歴史ドラマとなった。

十月になれば How I Long for October  
監督:ダン・ニャット・ミン 出演:レ・ヴァン/グエン・フー・ムイ




11月18日(金)11:00
11月23日(水・祝)14:00

1984年/35ミリ/モノクロ/85分/ベトナム/日本語字幕付き

ズエンの元に、夫の戦死の知らせが届く。彼の帰りを待つ家族を悲しませたくない一心で、彼女は夫からの手紙を偽装して生きているかのように見せかける。心優しい詩情豊かな作品。ベトナム映画界を代表する巨匠ダン・ニャット・ミン監督の代表作の1本。

キルソドム Gilsodom
監督:イム・グォンテク 出演:キム・ジミ/シン・ソンイル




11月19日(土)11:00
11月24日(木)11:00

1985年/35ミリ/カラー/101分/韓国/日本語字幕付き

戦争で生き別れとなった息子を探す主婦ファヨンは、息子探しの過程で過去はもはや取り返せない事を知る。朝鮮戦争による家族離散をテーマとした作品で、本作はそのテーマの代表作である。85年大鐘賞作品賞等受賞。

サイクリスト  The Cyclist
監督:モフセン・マフマルバフ 出演:モハッラム・ゼイナールザーデ/エスマーイール・ソルターニヤーン




11月16日(水)14:00
11月20日(日)11:00

1989年/35ミリ/カラー/82分/イラン/日本語・英語字幕付き

アフガニスタンから移民としてイランに来た男は、妻の入院費を稼ぐため、1週間止まらずに自転車をこぎ続けるという見世物を行う。男は広場をぐるぐる回りながら自転車をこぐ。最初は観客は少ないが、日がたつにつれ、話題となっていく。すべてのイラン人が見たと言われるほどの大ヒット作。マフマルバフ監督の名を世界的に高めた。

バナナ・パラダイス  Banana Paradise
監督:ワン・トン  出演:ニュー・ツエンズ/チャン・シー




11月24日(木)14:00
11月26日(土)14:00

1989年/35ミリ/カラー/148分/台湾/日本語・英語字幕付き

1949年。門栓と徳勝という二人の国民党兵士が台湾にやって来る。兵士と言っても二人は元農民で政治的な信念などなかった。徳勝は共産党員と疑われて拷問され気が狂う。門栓は、軍隊を逃げ出し身分を偽って暮らしていく。この映画に登場する兵士の運命は台湾の歴史そのものである。ワン・トン監督の代表作で、「悲情城市」と並ぶ台湾映画の傑作である。


青空がぼくの家 My Sky, My Home
監督:スラメット・ラハルジョ・ジャロット  出演:バンユ・ビル/スナリョ




11月23日(水・祝)11:00
11月25日(金)11:00

1989年/35ミリ/カラー/105分/インドネシア/日本語・英語字幕付き

ゲンポルはジャカルタのスラムに住む少年。ある日金持ちのアンドリと友達になる。そして二人はアンドリの祖母の田舎を目指して旅をする。二人の少年のスリリングな冒険が描かれるが、スラムでの悲惨な現状を描きながらも監督は希望を失わない。映画はユーモアと詩情に富んでいる

希望の行方 The Immigrants
監督:サイー・パラーンジペー 出演:シャバーナー・アーズミー/ナーナー・パーテーカル




11月17日(木)14:00
11月20日(日)14:00

1990年/35ミリ/カラー/132分/インド/日本語・英語字幕付き

水のない貧しい村でパルシュラームは井戸を掘り続けていた。彼の弟は大都会ボンベイに出ており村に帰らない。彼の友人はボンベイでお金を貯めて村に帰ろうと考えていた。映画は3組の夫婦のそれぞれのあり方の中に、インド社会が抱える様々な問題を織り込んでいく。大衆のエネルギーと逞しさを非喜劇として描いた作品。

清朝最後の宦官・李蓮英 Li Lianying, The Imperial Eunuch
監督:ティエン・チュアンチュアン  出演:チャン・ウェン/リュウ・シャオチン




11月18日(金)14:00
11月26日(土)11:00

1990年/35ミリ/カラー/107分/中国=香港/日本語字幕付き

李蓮英は宦官として52年間に渡って西太后に仕えた実在の人物。西太后が8か国連合による北京占領を逃れるため西安に脱出するまでが描かれる。悪女として名高い西太后だが、本作では平凡な女性であり、李蓮英は保身のために盲従する官僚でしかない。時代の中で翻弄される二人の姿を映画は淡々と描いていく。

上映スケジュール

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