通常上映

ドキュメンタリー映画特集

総合図書館収蔵のドキュメンタリー映画の特集

会期:12月7日(水)~24日(土)※休館日・休映日除く
観覧料:500円(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生)

※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの原本の提示が必要です。)
※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の原本の提示が必要です。)


上海 ー支那事変後方記録ー
監督:亀井文夫




12月7日(水)11:00
12月14日(水)14:00

1938年/35ミリ/モノクロ/77分/東宝文化映画部

1937年、日本と中国は全面戦争に突入。いわゆる支那事変が起き、日本軍は上海、南京を制圧していく。陥落した上海、南京と、北京の様子を記録した三部作の一本。撮影の三木茂は、戦争によって崩れ落ちた民家、廃墟となった街や揚子江の支流であるクリークの激戦の跡など、戦闘の無残な傷跡を丹念に撮影。暗に戦争の悲惨さを訴えかけている、戦前のドキュメンタリー映画の傑作の一つ。

カラコルム  
監督:堀場伸世




12月8日(木)11:00
12月16日(金)14:00

1956年/35ミリ/カラー/79分/日本映画新社

1955年5月から8月にかけて行われた、京都大学カラコルム・ヒンズークシ学術調査隊のドキュメンタリー。調査隊は西パキスタンからイランに向かう班と、カシミールからカラコルムへ向かう班に分かれる。アフガニスタンの仏教遺跡やカラコルムの大氷河など様々な文化や風土が記録されている。

人間蒸発 
監督:今村昌平




12月7日(水)14:00
12月17日(土)14:00

1967年/35ミリ/モノクロ/129分/今村プロ=ATG=日本映画新社

本作は実際に失踪した男を、婚約者と今村監督が共に探し出そうとしたドキュメンタリー。今村監督は俳優の露口茂を婚約者に付き添わせ、失踪した男の知人たちに話を聞く。そして次第に婚約者も知らなかった男の一面が明らかになっていく。個人のプライバシーの限界まで踏み込んだ問題作で、今村監督ならではの作品。

三里塚辺田部落 
監督:小川紳介




12月8日(木)14:00
12月18日(日)14:00

1973年/16ミリ/モノクロ/146分/小川プロダクション

1966年、成田空港の建設に反対する「三里塚闘争」が始まる。小川プロのスタッフは長期にわたって農民たちの闘争を記録しドキュメンタリー映画を制作していく。本作は「三里塚シリーズ」の6作目。本作の特徴は農民と機動隊の衝突ではなく、政府の弾圧に対しいかに団結するかという農民の集会の様子とともに、辺田部落に暮らす人々の生活と歴史を丹念に記録していることである。

水俣一揆 一生を問う人々
監督:土本典昭




12月9日(金)11:00
12月17日(土)11:00

1973年/16ミリ/モノクロ/108分/青林舎

1973年、水俣病の患者たちは企業のチッソを相手に損害賠償請求の裁判を起こし勝訴。これを受け患者たちは企業との直接交渉を行った。ほぼ会議室内での交渉を記録しているが、会社の社長や重役たちに向けられる患者たちの言葉はすさまじいばかりである。公害が社会問題となった時代を記録したドキュメンタリーの秀作。

極私的エロス・恋歌1974 
監督:原一男




12月14日(水)11:00
12月22日(木)11:00

1974年/16ミリ/モノクロ/93分/疾走プロ

女性運動家で原一男の内妻であった武田美由紀は、別居後しばらくして赤ん坊と共に返還直後の沖縄へ渡る。カメラを持って彼女を追う原一男。米軍相手に生計を立てる彼女のプライバシーに、原一男は執拗に迫っていく。トノンレバン独立国際映画祭グランプリ受賞。

ゆきははなであるー新野の雪まつり 
監督:野田真吉




12月10日(土)11:00
12月22日(木)14:00

1980年/16ミリ/カラー/130分

長野県新野で毎年1月14日に開催されている「雪まつり」を記録したドキュメンタリー。祭りで踊られる能や田楽、舞は鎌倉時代からの古いスタイルが残されており、国の重要無形文化財に指定されている。民俗学者の折口信夫もこの祭りについて多くの論文を残しており、研究者にとっても貴重な祭を映像として記録したもの。

早池峰の賦 
監督:羽田澄子




12月9日(金)14:00
12月24日(土)14:00

1982年/16ミリ/カラー/184分/自由工房

信仰の山として知られている岩手県北上高知の主峰・早池峰山の山麓に住む人々の生活を捉えたドキュメンタリー映画。四季の移ろうままに過ぎてゆく素朴で厳しい暮らし、早池峰山の修験者によって伝えられたという山伏神楽が、村人の山に対する信仰心とともに生き続けている姿を追い、日本人の信仰とは何かを考える。

海底炭鉱に生きる 池島からの報告  
監督:野崎健輔




12月11日(日)11:00
12月23日(金)14:00

1983年/16ミリ/カラー/54分/RKB映画社

池島は長崎県西彼杵半島の沖にある周囲4キロの離島。海底炭鉱があり、松島炭鉱が1959年から出炭を開始した。85年の最盛期には135万トンを出炭、本作は最盛期の頃の操業の様子を描いたドキュメンタリーである。池島炭鉱の徹底した合理化と安全対策が記録されている。83年毎日映画コンクール教育文化賞受賞。

生物みなトモダチ~トリ・ムシ・サカナの子守歌 
監督:亀井文夫




12月10日(土)14:00
12月15日(木)14:00

1987年/16ミリ/カラー/166分/日本ドキュメント・フィルム

本作の副題は「鳥になった人間(亀井文夫)のシネ・エッセイ」である。アラスカの自然や鮭の産卵、種子島の自然の映像などと共に、亀井文夫が長年考えてきた自然との共生の哲学がナレーションで語られる。製作期間3年を費やした、社会批判、文明批判を語った大作であり、本作が亀井文夫の遺作となった。

よみがえれカレーズ 
監督:土本典昭、他




12月15日(木)11:00
12月21日(水)11:00

1989年/16ミリ/カラー/117分/記録社=シグロ

1988年。ソビエト軍の撤退によりアフガン戦争が終結。アフガニスタンは一時的に平和を取り戻す。このドキュメンタリーは88年春から秋にかけて撮影されたもので、内線の中を生き抜く人々が記録されている。題名の「カレーズ」とは地下に掘られた水道で、農業用水などで利用されてきた水路の事。希望を無くさない人々の姿の象徴である。

安心して老いるために  
監督:羽田澄子




12月11日(日)14:00
12月21日(水)14:00

1990年/16ミリ/カラー/152分/自由工房

高齢者福祉をテーマとしたドキュメンタリー。岐阜県池田町にある「サンビレッジ新生宛」での高齢者介護の現状、『老人のケアシステムをすすめる会』の活動などほぼ一年を通して記録する。またデンマークやスウェーデンなどの事例も紹介され、日本との比較により高齢者福祉の問題を明らかにしていく。

まひるのほし  
監督:佐藤真




12月16日(金)11:00
12月24日(土)11:00

1998年/16ミリ/カラー/93分/シグロ

知的障害を持つ7人のアーティストを記録したドキュメンタリー。武庫川作業所で絵を描く崇君、同じ作業所でアクリル絵の具を使う冨塚君、竹村さん。信楽青年寮で陶器を作る伊藤さんと、時計の絵を描く松本さん。平塚の工房で作品を作る西尾君と川村さん。障がい者たちの不思議なアートは、見る者のアートの概念を揺さぶる。

蟻の兵隊 
監督:池谷薫




12月18日(日)11:00
12月23日(金)11:00


2005年/35ミリ/カラー/101分/蓮ユニバース

第二次大戦終了後、中国の山西省にいた日本陸軍約2千6百名は、上官の命令で国民党の軍に合流し共産党の軍と戦った。生き残って日本に帰国した兵士たちは逃亡兵とされ、軍人恩給を支払われなかった。生き残った兵士の一人奥村和一は、名誉挽回と恩給の支給を求めて裁判を起こす。本作は裁判の過程と奥村氏が自らの過去と向き合う姿を描き出す。


上映スケジュール

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