通常上映
ドキュメンタリー作家二人展
土本典昭&原一男監督の総合図書館収蔵作品の特集
会期:6月1日(木)~6月7日(水) ※休館日・休映日除く
観覧料:500円(大人)400円(大学生・高校生)300円(中学生・小学生)
※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの原本の提示が必要です。)
※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の原本の提示が必要です。)
ある機関助士
監督:土本典昭

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6月1日(木)11:00
6月3日(土)11:00
1963年 16ミリ カラー 37分 岩波映画
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上野から水戸まで蒸気機関車を運転する機関助士の仕事を記録した作品。62年に三河島で鉄道事故が起きた。国鉄は鉄道の安全性をPRする目的で本作を製作したが、映画は逆にダイヤの過密さと労働の厳しさを描き出す結果となった。土本典昭の初監督作品。
留学生 チュア スイ リン
監督:土本典昭

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6月1日(木)11:00
6月3日(土)11:00
1965年 16ミリ モノクロ 51分 藤プロダクション
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「留学生 チュアスイリン」は、千葉大学に在籍するシンガポールからの国費留学生チュア・スイ・リンが反政府抗議行動をとったことで大学を除籍された問題を扱った土本監督初の自主制作ドキュメンタリー。
水俣 患者さんとその世界
監督:土本典昭

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6月1日(木)14:00
6月4日(日)14:00
1971年 16ミリ モノクロ 167分 東プロダクション |
69年に、水俣病の原因となったチッソ株式会社を相手取り、訴訟を起こした患者たちを中心にしたドキュメンタリー。土本監督は裁判の過程を追いながら、患者たちがこの地域でどのように生活してきたかを記録。単なる告発ではなく、住民たちへの愛情がこもった作品とした。世界各国に大きな衝撃を与えた傑作。
不知火海
監督:土本典昭

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6月3日(土)14:00
6月7日(水)11:00
1975年 16ミリ カラー 154分 青林舎
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水俣病の発見後の患者の現状、病気としての水俣病、そして裁判での闘争を描いてきた土本監督が水俣湾を取り囲む不知火海に眼を広げた作品。本作は不知火海の特徴やその風土、そこに生きる人々の生活までも記録した作品で、土本監督の水俣病を描いた作品の一つの集大成ともいえる内容になっている。
ゆきゆきて神軍
監督:原一男

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6月2日(金)11:00
6月4日(日)11:00
1987年 35ミリ カラー 121分 疾走プロダクション
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主人公の奥崎謙三は、第二次大戦中ニューギニアに派遣され、千数百名の兵士の中で生き残った30数名の一人となった。戦後奥崎は天皇の戦争責任を叫び、「神軍平等兵」と名乗って活動を続ける。戦争という極限状態の中での人間の在り方などを問いかける奥崎の行動を記録した本作は、大きな衝撃となった。原監督は日本映画監督協会新人賞など多くの映画賞を受賞した。
全身小説家
監督:原一男

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6月2日(金)14:00
6月7日(水)14:30
1994年 35ミリ カラー 156分 疾走プロダクション
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作家の井上光晴(1926年~92年)が、癌によりなくなるまでの最後の5年間を記録したドキュメンタリー映画。全国で彼が開いた文学伝習館での活動、生徒たちとの交流、交友があった作家仲間たちの証言などが含まれている。映画はさらに彼の子ども時代や親族などへのインタビューを通して、虚構と現実が混在する彼の経歴をスリリングに解き明かしていく。
上映スケジュール
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