企画上映

コミュニティシネマフェスティバル

vol.1 日韓映画館の旅
11月9日(日)、12日(水)~16日(日)

〈韓国映画1950年代傑作選〉
11月19日(水)~24日(月祝)、27日(木)~29日(土)

日本未公開の韓国映画が、韓国の映画館(ミニシアター)が、やってくる!

主催・協力:コミュニティシネマフェスティバル 実行委員会(シネ・ヌーヴォ、ストレンジャー、特定非営利活動法人たかさきコミュニティシネマ、ユーロスペース、福岡市総合図書館、一般社団法人コミュニティシネマセンター)
共催:韓国芸術映画館協会 
助成:芸術文化振興基金助成事業/韓国映画振興委員会
協力:アウラ(日本語字幕制作) 協力・ 作品提供:韓国映像資料院


観覧料: 
一般=1,400円/学生(大学生・高校生・中学生・小学生)および各種割引=700円 ※以下の方が割引となります(要証明書・会員証原本提示)。①福岡市在住の65歳以上の方/②「わたすクラブ」会員/③障がい者の方および介護者の方1名


イベント (敬称略/いずれも映画上映とセットでご鑑賞いただけます)

11月16日(日)
①11:00  「Mr.キム、映画館へ行く」上映後
キム・ドンホ(元・釜山国際映画祭ディレクター)舞台挨拶、Q&A
②14:00 「成績表のキム・ミンヨン」上映後(15:40-16:30/予定)
イ・ジェウン、イム・ジソン(本作監督)および小田香(映画作家)によるトークイベント

11月22日(土)
 14:00  「洛東江」上映前および上映後に
 オ・ソンチ、パク・セホ(韓国映像資料院)による作品紹介・解説あり(15:30終了予定)


A:日本未公開・韓国芸術映画館協会賞受賞作品
B:
映画館を撮ったドキュメンタリー
C:
日本のミニシアターが推す最新作と、ミニシアター上映の源流
D:
1950年代韓国映画傑作選

11/13木11:00 11/16日14:00  A:日本未公開・韓国芸術映画館協会賞受賞作品

成績表のキム・ミンヨン 
〈第1回受賞作品〉
Kim Min-young of the Report Card

2022/韓国/カラー/97分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:イ・ジェウン、イム・ジソン



「三行詩クラブ」を作って寮生活をともにしたチョンヒ、ミンヨン、スサンナ。 永遠になりそうだった友情も、高校卒業を経て徐々に変化していく。 ソウルで生活するミンヨンは、ある日チョンヒを家に招待する。チョンヒは高校時代一緒にすることを約束したリストを思い浮かべて、気持ちよくミニョンの家を訪問するが...

11/13木14:00 11/15土11:00  A:日本未公開・韓国芸術映画館協会賞受賞作品

ロンリー・アイランド
〈第2回受賞作品〉
A Lonely Island in the Distant Sea

2023/韓国/カラー/110分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:キム・ミヨン


将来を嘱望される彫刻家だったユンチョルは妻と離婚した後、地方小都市で何でも納品するインテリア業者として暮らしている。ユンチョルには、美術の才能をもつ娘のジナがいるが、高校生活にはうまくなじめない。美大進学をあきらめたジナは、突然出家してしまう。ユンチョルもある女性に出逢い、予測できない恋に落ちてゆく。

11/12水14:00 11/15土17:00  A:日本未公開・韓国芸術映画館協会賞受賞作品

長孫(チャンソン)-家族の季節
〈第3回受賞作品〉
House of the Seasons

2024/韓国/カラー/121分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:オ・ジョンミン


慶北の田舎で豆腐工場を営むキム氏一家の法事の日、三代にわたる家族全員が集まる。法事が終わると家業である豆腐工場の運営問題を巡って対立し、さらに長男のソンジンが家業を継がないと宣言してしまう。突然の別れが重なって、大家族の70年来の秘密が徐々に明らかになってゆく。

11/15土14:00 B:映画館を撮ったドキュメンタリー

ウォンジュ・アカデミー劇場の記録
Wonju Academy Cinema

2023/韓国/カラー/101分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:キム・グイミン、イ・ミヒョン、チェ・ウンジ


2021年の韓国映画「オマージュ」でも印象的なロケーションとして用いられたアカデミー劇場。その、地域に残る築60年の劇場を守ろうとする市民の夢と希望は踏みにじられ、声は封じられてしまった。古き良き単館映画館を愛する人々の物語。韓国語原題は「倒れない(무너지지 않는다)」。

11/16日11:00 B:映画館を撮ったドキュメンタリー

Mr.キム、映画館へ行く
Mr.Kim Goes to the Cinema

2025/韓国/カラー/104分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:キム・ドンホ
釜山国際映画祭の元ディレクター、キム・ドンホが初めて手がけた長編ドキュメンタリー。韓国、日本、台湾、インドネシアなど劇場や映画祭を巡り、イ・チャンドン、パク・チャヌク、ポン・ジュノ、是枝裕和、ツァイ・ミンリャン、ガリン・ヌグロホといった著名な映画人たちと対話し、コロナ禍を経た映画の現在地を記録する。

11/9日11:00 11/14金11:00  
C:日本のミニシアターが推す最新作と、ミニシアター上映の源流

Underground
アンダーグラウンド

2024/日本(トリクスタ)/カラー/83分/DCP上映

監督:小田香



ボスニア、メキシコの地下を撮ってきた小田香が、丹念なリサーチをもとに日本の地下にカメラを向け、新境地となった最新長編。本作は、東京、大阪、名古屋の劇場が「新作を上映したい作家」として小田を指名したことが契機となり制作がスタートした。東京、ベルリン以後、各地の映画祭で驚きをもって迎えられている。

11/9日14:00 11/14金14:00  
C:日本のミニシアターが推す最新作と、ミニシアター上映の源流

1000年刻みの日時計 牧野村物語

福岡市総合図書館収蔵作品
1987/日本(小川プロダクション)/カラー/223分/16ミリフィルム上映

監督:小川紳介


日本を代表するドキュメンタリストである小川紳介は、山形県の牧野村に移住し、稲を育て暮らしを営みながら、映画制作を行った。科学映画や劇映画などの手法も駆使し、記録映画の枠を超えた異形の傑作。1987年、本作専用の劇場を京都に建設し、上映活動を行った若者たちが、その後関西のミニシアターの源流を作った。※途中5分休憩あり

11/20木11:00 11/22土14:00  D:1950年代韓国映画傑作選

洛東江
Naktong River

1952/46分/白黒/DCP上映/日本語字幕付き

監督:チョン・チャングン


イ・ウンサンの詩『洛東江』を原作に、「伝統の洛東江」「勝利の洛東江」「希望の洛東江」という三章形式で構成される。洛東江の詩情あふれる映像と実際の戦争記録映像が合わさるセミ・ドキュメンタリー。朝鮮戦争期に制作された韓国映画14作のうちの1作で、映像と音が完全な状態で残された映画フィルムとして記録的価値が大きい。

11/19水14:00 11/24月休14:00  D:1950年代韓国映画傑作選

ピアコル
 Piagol

1955/109分/白黒/DCP上映/日本語字幕付き

監督:イ・ガンチョン





休戦後、半島南部の智異山(ちりさん)に残留したパルチザンたちの蛮行を暴露し、共産主義理念に疑問を感じた主人公が、韓国社会に帰順する。戦争の心理的傷跡を描き出した。

11/21金11:00 11/23日祝11:00  D:1950年代韓国映画傑作選

未亡人
The Widow

1955年/白黒/76分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:パク・ナモク



韓国初の女性監督作品。幼い娘を抱えた朝鮮戦争の未亡人を主人公に、性的欲望と母性との葛藤を捉えている。現存するプリントは最終巻が失われ、最後約10分間は音が欠落している。

11/21金14:00 11/24月休11:00  D:1950年代韓国映画傑作選

嫁入りの日
The Wedding Day

1956/白黒/80分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:イ・ビョンイル


結婚式の失敗を描いたコメディ。1934年に発表されたオ・ヨンジンの戯曲「孟進士(メンジンサ)の慶事」が、初めて映画化された本作は、韓国映画として初めて海外映画祭で受賞した。

11/23日祝14:00 11/27木14:00  D:1950年代韓国映画傑作選

自由夫人
Madame Freedom

1956/白黒/126分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:ハン・ヒョンモ




当時話題を呼んだ新聞連載の同名小説が原作。ある大学教授夫人を主人公に、女性の自立と社会変化を描き、観客を驚かせた大胆なドラマ。1956年興行1位を記録した大ヒット作。

11/22土11:00 11/28金14:00 D:1950年代韓国映画傑作選

地獄花
The Flower in Hell

1958/白黒/88分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:シン・サンオク




朝鮮戦争後のソウルにおける愛、裏切り、生存を描いたハードなフィルムノワール。50-60年代の韓国映画の巨匠・シン・サンオクによる初期代表作。朝鮮戦争後の社会を描き出す。

11/20木14:00 11/29土14:00  D:1950年代韓国映画傑作選

お金
Money

1958/白黒/88分/DCP上映/日本語字幕付き

監督:キム・ソドン



朝鮮戦争が休戦となり平和が戻ってくるが、都市にも農村にも無残な焼け跡が残り、貧困が襲っていた。素朴な農夫を主人公に、1950年代後半の農村の現実を赤裸々に提示する。

上映スケジュール

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