通年上映

アーカイヴ発見 

アジア・インディペンデント映画の父と呼ばれているフィリピンの鬼才キドラット・タヒミック(1942-)監督作品の中で、唯一福岡市総合図書館に収蔵されている「トゥルンバ祭り」を約13年ぶりにシネラで上映します。

観覧料: 
大人=500円/大学生・高校生=400円/中学生・小学生=300円/福岡市在住の65歳以上の方・「わたすクラブ」会員=250円(要証明書・会員証原本提示)/障がい者の方および介護者の方1名=無料(要証明書提示)


1/18土17:00 1/25土17:00

トゥルンバ祭り
Turumba

1983/フィリピン/87分/カラー/日本語字幕付き/16ミリフィルム上映

監督:キドラット・タヒミック
出演:ホーマー・アビアド イニゴ・ヴィト




監督の故郷であるパキルで行われているトゥルンバ祭りを背景にした作品。少年カドゥのおばあさんは、家族と一緒に馬や犬のマスコットを作って、祭りの日に販売していた。ある日ドイツのデパートのバイヤーが来て、大量注文をしたため、家族は大忙しになってしまう。一貫して自主制作で映画を作るタヒミック監督の秀作。田舎ののんびりした空気と、手作りのほのぼのとした暖かさを感じる作品。



作家の福岡来訪に合わせ、2023年収蔵の「霧」を、監督によるトークとQ&A付きで上映します。

2/8土17:00  ※上映後ホセ・バラド監督によるトーク、Q&A


Mist

福岡市総合図書館収蔵作品
2021/ペルー/70分/カラー/日本語字幕付き/DCP上映
監督:ホセ・バラド





ペルー北部の海岸の漁に関わる3つのストーリーを通して、先祖から受け継がれた漁業に携わる人々を観察するビジュアル・ドキュメンタリー。ペルー文化省のドキュメンタリー制作奨励賞(2018年)のほか、世界各地の主要な映画祭で上映され、多数の賞を得ている。




 

 

 


ホセ・バラド

José Balado Díaz

映画監督、サウンドデザイナー、大学教授。長編映画『MIST』の監督で、ペルー文化省のドキュメンタリー制作奨励賞(2018年)、オランダのIDFAバーサ・ファンド・クラシックセレクションを受賞。フランスのPecheurs du Monde 2022映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を獲得した。また、ビアリッツ・ラテンアメリカ映画祭(2022年)、DOCSMX 2021、DOCSJalisco 2021のドキュメンタリー・コンペティション部門に選出。ウェブシリーズ『Nuez de Madre de Dios』の監督も務め、クスコ・ウェブ・フェスト2022(ペルー)、FINNOF2023(アルゼンチン)等、国内外で数々の賞を受賞している。福岡アジア美術館(FAAM)アーティスティック・レジデンシー2022-2023では、ヒメナ・モーラとともに招へいアーティストに選出される。 2023年に日本で撮影・発表した短編映画『Green, my beloved Green』、在ペルー米国大使館制作の『RED CRUCIBLE』は、ヒメナ・モーラとの共同監督作品である。また、30本以上の演劇、劇映画、ドキュメンタリー映画のサウンドデザインを手がけ、さらにDOCUPERUの創設者/ディレクターとして、ペルーやラテンアメリカなどで20年以上にわたりコミュニケーション・プロダクト/プロセスをプロデュースしてきた。現在、ペルー文化省のDevelopment 2024賞を受賞した『THE TRIBE OF THE SUN』(劇映画/制作中)、『DOGS WITH WALKIE TALKIES』(ファミリー・アニメーション・シリーズ/実写/制作中)、『Una Laura, Un Pedro y un José』(ドキュメンタリー/制作中)等の映画プロジェクトを展開している。

上映スケジュール

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