通年上映

午前11時の

日本映画・アジア映画クラシックス

日本・アジア各国の選りすぐりの古典・名作映画を木曜、金曜、土曜に週替わりで上映します
◎すべて福岡市総合図書館収蔵作品/35ミリフィルム上映


観覧料: 
大人=500円/大学生・高校生=400円/中学生・小学生=300円/福岡市在住の65歳以上の方・「わたすクラブ」会員=250円(要証明書・会員証原本提示)/障がい者の方および介護者の方1名=無料(要証明書提示)


9/5木11:00 9/6金11:00 9/7土11:00

光陰的故事
In Our Time

1982/台湾/カラー/109分/日本語字幕付き

監督:エドワード・ヤン、クー・イーチェン他
出演:ラン・ションウェン シー・アンニー




「恐竜くん」「希望」「跳ねるカエル」「名を名乗れ」の4つの短編で構成されたオムニバス映画。それぞれ若い監督4名が起用されており、彼らはこの後台湾ニューウェーブの中心的な存在となっていくことから、本作は台湾ニューウェーブの始まりとして記念碑的意味を持つ。台湾映画の巨匠となるエドワード・ヤン監督のデビュー作でもある。

9/12木11:00 9/13金11:00 9/14土11:00

おとうと

1960/大映/カラー/98分

監督:市川崑
出演:岸恵子 川口浩




大正時代。病気のため足が不自由な母に代り、娘のげんは家事をこなしていた。げんには弟の碧郎がいたが、彼は不良を気取り姉に甘えていた。しかし碧郎は結核となってしまう。幸田文の自伝的小説の映画化作品。宮川一夫の見事な撮影と市川監督の演出により、本作は究極のラブストーリーと評された。


9/19木11:00 9/20金11:00 9/21土11:00

川の流れのように
Down Stream

1989/ミャンマー/カラー/115分/日本語・英語字幕付き

監督:チー・ソウ・トン
出演:チョー・ヘイン キン・タン・ヌ



妻を亡くしたコーは、幼い娘と息子を懸命に育てる。やがてコーは昇進し転勤となったため、子どもをつれて赴任する。家の近くに未亡人のキンが住んでおり、コーは仲良くなるのだが、子どものために再婚をあきらめる。「川の流れのように」とは親の愛情が子どもに注がれても、子どもの愛情が親に注がれないことを意味している。

10/3木11:00 10/4金11:00 10/5土11:00

青春残酷物語

1960/松竹(大船)/96分/カラー 

監督:大島渚
出演:桑野みゆき 川津祐介




大人の世界に興味を持つ女子高生・真琴は、見知らぬ男性の車に乗り、ホテルに連れ込まれそうになる。そこを助けた大学生の清は、男から金を取る。味をしめた二人は中年男を引っかけて金を脅し取っては遊び歩く。当時の社会背景を織り込みながら若者達の無軌道な暴走を描いた大島渚の監督第二作にして出世作。

10/10木11:00 10/11金11:00 10/12土11:00

狩り場の掟
On The Hunting Ground

1985/中国/80分/カラー/日本語字幕付き

監督:ティエン・チュアンチュアン
出演:アルターケン・パヤ ラーシ




内モンゴルの大草原を背景に、狩猟の営みを題材とした田壮壮の単独監督デビュー作。「狩り祭」で何も捕れなかったザップ(敖特銀)は、他人の獲物を横取りした掟破りを咎められ罰を受ける。現地の人々を起用し、ストーリー性を極力排した徹底的な客観描写ながら、民族独自の情熱や躍動感、土着性を表現している。


10/17木11:00 10/18金11:00 10/19土11:00

妻は告白する

1961/大映(東京)/91分/白黒 

監督:増村保造
出演:若尾文子 川口浩 



北穂高の岸壁から大学助教授の滝川が足を滑らせて死亡する。一緒に登っていたのは妻の彩子と彩子の愛人の幸田だった。夫に多額の保険金が掛けられていたことから検察は彩子と幸田による殺人を疑う。若尾文子は本作をきっかけにアイドル女優から日本映画を代表する大女優へと成長していく。増村監督を代表する傑作である。

10/24木11:00 10/25金11:00 10/26土11:00

推手
Pushing Hands

1991/台湾/107分/カラー/日本語・英語字幕付き

監督:アン・リー
出演:ロン・ション ライ・ウォン




太極拳の名手チューは引退して、アメリカに住む息子アレックスの元にやって来る。アレックスにはアメリカ人の妻と息子がいた。妻のマーサは英語が話せないチューにいらいらして、胃潰瘍になってしまう。世界的な映画監督となったアン・リーのデビュー作。異文化の中で心のバランスをとるやり方を太極拳に例えているところが面白い。


上映スケジュール

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